縫い合わせについて(腕上げぬい・ミシン不要)
縫い合わせについて必要な道具・材料
・道具 ハサミ・針・糸・手芸用クリップ・アイロン・クリスタルパックと爪楊枝
・材料 不織布芯地(薄手)・手芸用ボンド(できれば「裁ほう上手」)・マジックテープ(マイクロファスナー)
1・不織布芯地を、生地の裏に、アイロンで貼りあわせます
この工程がなくても、作れなくはないのですが、生地や縫い目の強化、ほつれの防止、手芸用ボンドの裏にじみ防止などの観点から、生地をカットする前に不織布芯地を貼ることをおすすめします。
2・生地をカットする
身頃左×1、身頃右×1、後ろ身頃×1、左の黒い襟×1、右の襟×1、の5枚になります。
襟のぬいしろは今回は不要です。(写真にはぬいしろが付いていますが、切り離してかまいません)ちっちぇー三角になるので、なくさないように。
襟のぬいしろは今回は不要です。(写真にはぬいしろが付いていますが、切り離してかまいません)ちっちぇー三角になるので、なくさないように。
3・後ろ身頃と身頃左・身頃右の、わきを縫い合わせる
生地を中表に重ねて、わきを縫い合わせます。ぬいしろまでしっかり縫います。
黒い糸で、やや印刷側に寄せて、脇を縫います。
(今回、ぬいしろに少し寄ったところを縫ってしまったので、ひっくり返したときに、脇に白い縫い代が目立つ形で露出してしまっています。申し訳ありませんが、お見逃しください)
4・袖口のぬいしろを裏側に向かって折り、貼る
ぬいしろを、ボンドで貼り合わせたら、クリップで押さえます。袖口は、ぬいぐるみの腕が逆行して通るため、はがれやすいので、5分はクリップで押さえておきたいです。もっと強度が欲しい方は、クリップを外したあと、アイロン(中温・15秒)で押さえてください。
5・首回りのぬいしろを裏側に向かって折り、貼る
後ろ身頃の首周りを、クリップで折り癖をつけて、ボンドでぬいしろを貼り、再度クリップ押さえて、ボンドの張り合わせが安定するまで待ちます。6・身頃に襟を貼り付ける
ボタンのある側にチェックの襟、ボタンの無い側に黒の襟を貼り付けます。襟をなくしちゃったら、生地の上からマッキーで三角描いても大丈夫かもしれません・・・
7・裾のぬいしろを裏側に向かって折り、貼る
裾のぬいしろも、裏側にむけて折り、同じくクリップで折り癖をつけて、ボンドでぬいしろを貼り、再度クリップ押さえて、ボンドの張り合わせが安定するまで待ちます。
袖の上側にある、短いぬいしろを、白あるいは水色の糸で、縫い合わせます。
9・前立てのぬいしろを裏側に向かって折り、貼る。マジックテープ(マイクロファスナー)も前立てに貼って、固着を待つ
人形の服を作成するときに使用する、薄いマジックテープを、カットします。
凸面は、幅5ミリ以下、凹面(ふわふわ)は、幅8ミリ以下。
長さは1.8センチです。
前立ての縫い代は、裏側にむけて折り、同じくクリップで折り癖をつけて、ボンドでぬいしろを貼ります。このあと、マジックテープ(マイクロファスナー)も貼って固着させるので、そこまで強く貼り合わせなくても大丈夫です。
凹面を、ボタンのある前立ての裏側に貼ります。ボンドが滲みますが、無視してクリップで留めてください。その後、凸面を黒い襟のある方の前立ての、表側に貼ります。
この服で唯一、「開閉によるストレス」がかかる部位になるので、しっかり固着させます。クリップをつけたまま、一晩おいてもかまいません。
このマジックテープが固着したら、出来上がりになります。
10・できあがり
小さな人形用の服は、縫い目の数も少なく、生地も薄くなりがちなため、基本的に「脆い」作品となりますので、取り扱いに注意してください。
今回の作品が破損するとしたら、「腕を通すときの袖口がめくれる」「中央からマジックテープを引きはがして、テープが剥離する」の2つだと思われます。
日ごろから、鉗子を使用する、ゆっくり丁寧に着せ替えるなどをこころがけ、末永く、ぬいちゃんと着せ替えを楽しめるようになりましょう。
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